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「幸せ」を考える⑤

〜 とある医師のつぶやき 〜

・注意点②
 「苦労がない」と「幸せ」も、イコールではない

前回から続き、幸せの正体に関するお話です。

今回は、前回後半で述べた注意点①、
「『苦しい』と『幸せでない』は、イコールではない」
の、逆パターンです。

「あの人はお金もある。体も健康で、見目も良い。頭もいいし、スポーツ万能だし、何でも出来る」
「家柄も良くて、もう将来の仕事も決まってて安定だ」
「何でも持ってて、何一つ苦労しなくていい。何て幸せなんだ、羨ましい」

まぁ、漫画の世界でもなければここまでのパーフェクトヒューマンはいないでしょうが…
世の中、「他人から見れば羨ましいだけの人」は確かにいます。

でも、「本人がそれを求めておらず、苦痛に感じている」としたら?

「寄ってくる人間がみんな『お金目当て、家柄目当て』に見える」
「もっと普通の家庭に生まれたかった」
とか、
「あれもこれもそれなりに出来てしまってつまらない」
「もっと刺激のある、もっと思い通りにいかない何か、もっと自分が本気で苦しんで努力する何かを体験したい」
とか…(これも漫画の様ではありますが)
いずれにしても「他人から見れば羨ましい、何の苦労もない様に見える」ことが、必ずしも本人の幸せとは限らないということは、ご理解いただけるでしょう。

幸せは、あくまで「君の心の中にある!」のです。

逆に言えば、「自分の幸せは、自分で決めて良い」と言うことであり、そのための「技術」があるのです。

言い換えれば、「『幸せになる技術』がある」ということ!

次回は、その「技術」についてお話し致します。