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「リハビリ」理論(前)

もし今、あなたが何か苦しさを抱えているなら。
そんな苦しみのない未来を手に入れたいと考えているなら。

あなたの望む未来を手に入れるため、「リハビリ」がお役に立つかも知れません。

今回は、そんな「リハビリ」のお話です。

・今辛いのは自分のせい?

「幸せになる技術」などのお話は、私の診察室でも頻繁にさせて頂きます。
しかし、そうすると
「じゃあ今私が苦しいのは私の責任なんですか。私だけが悪いんですか」
と仰る方に出会うこともあります。

なるほど、確かに
「『あなたが』認識の調整の技術を身につければ、今のあなたの苦しみは楽になりますよ」
という様な文章は、裏を返せば
「今のあなたの苦しみは、あなたの認識のせいですよ」
という意味にも取れてしまいます。

もし、前回までのお話で
「どこか釈然としない」
「何か自分が責められている様に感じてしまう」
などの印象を持たれた方がいらっしゃれば、もしかしたら同じ様に感じてしまわれたのかも知れません。

しかし当然、「今の苦しみは、あなただけの責任だ」などということはないのです。

・じゃあ、辛さの責任は誰にあるの?

人が「辛い」と感じる時、本来その原因の多くは自分の外にある環境からもたらされます。
病気や仕事のトラブル、他の人との軋轢…これらはほとんど「自分自身以外の何か」が苦痛の原因になっている訳です。
(宗教的な教えは、この辺り割とスパルタだったりしますが)

もちろん、中には自業自得というような行動の結果苦しむ人もいたりしますが、それすら「その人がその様な行動に至った、生育歴まで含めた背景」の影響を無視することは出来ません。

では何故、「外から来たものに苦しめられている自分」が、努力して「幸せになる技術」とやらを身につけなければならないのでしょう?

私は、この状態を「幸せになるためのリハビリ」と説明させて頂いてます。

次回は「リハビリ」理論の詳細です。