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「割引き」理論①

生きていると様々な「困難」にぶつかりますが、それと同じくらい「助言」にも出会います。
でも、
「言われてることは解るよ。でもそんな簡単な問題じゃない」
と感じることや、
「せっかく助言をもらったのに、上手く実践出来ない…」
と悩んでしまったりすることはありませんか?

そんな時は、「割引き」理論で考えてみてはどうでしょう。

・世の中は割と「単純」(ただし「簡単」とは言ってない)。

世の中には、「簡単」じゃない問題はイヤと言うほどあります。
でも、その解決法として与えられる助言の多くは、極めて「単純」です。

例えば、
「○kgダイエットしたい」
→「食べるカロリーを減らして、消費するカロリーを増やす。簡単な引き算だ」

「パワハラにあってて辛い」
→「そんなに辛いなら、辞めたらいいんだよ」
「『リハビリ』理論で考えてごらんよ」
など…

どちらも、言われたその時は「机上の空論、非現実的」に見えたりします。
しかし、じゃあ「その解決法が誤っているか」と言えば、「間違ってはいない」ですよね。

つまり、「単純」で間違ってはいない。
でも、「簡単」にはいかない。
世の中はどうも、「単純だけれど、簡単ではない」ことに満ち溢れているようです。

そのため、つい「解決出来ない」と思ってしまいがち…
例えば、想像してみてください。

「部屋を広く?ああ、それならね。そこの100kgって書いてある箱、それを2階に持ってっちゃえば全然広くなるでしょ」

それはそうかも知れないけど!
確かに部屋の1/4くらい、この箱が占拠してるけど!
100Kgだよ!?何言っちゃってるの?!
え、何?これを持ち運べるくらい筋トレしろってこと!?
無理に決まってるじゃん!

直面した困難に対して「単純」な助言を貰った時の気持ちは、割とこれに近いものがあります。

これを解決するのが「割引き」理論です。
後編へ続く。