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「お風呂」理論(前)

突然ですが、リハビリのお伴にはやっぱりお風呂ですよね♪
という訳で、今回はお風呂のお話です。

・「もっと頑張らなきゃ」と思っていませんか?

これまで、沢山の記事を読んで下さっているあなた。

自分のことも、そして他人のことも、沢山考えたり気遣ったりして、少しでも良いことを見つけようと一生懸命な方に違いありません。

そういう一生懸命な方が陥りやすい罠が、
「もっと頑張らなきゃいけない症候群」
です。

「自分が今、自分の思う通りの状況を手に入れられていないのは、自分の『努力が足りない』からだ」
「もっと頑張らなきゃ!」

と自分を追い込んでしまうのです。

もちろん、そういう意識が大切な場合もない訳ではありませんが、少なくともここのブログを読み込んで下さっている様な方については、ほとんど当てはまらないと思います。

じゃあ、一体どうすれば良いのでしょう?

そこで出てくるのが「お風呂」理論です。

・お風呂に入ることを考えてみる

例えば、今日はシャワーではなくお風呂にゆっくり入りたいと思いました。
浴槽は空っぽ。
今ではボタンひとつで全自動のお風呂も多くなりましたが、旧式の蛇口をひねってお湯を出して溜めるタイプです。

あなたは、なるべく早くお風呂に入りたいと思って、蛇口を目一杯開きました。

さて、それでは今すぐお風呂に・・・

もちろん入れませんよね。

あなたは、少しでも早く入りたいと思っています。
でも、浴槽のお湯はまだまだ全然足りません。

この時、「蛇口ちょっと頑張り足りないよ!」と言って蛇口をもっとひねろうとしても、蛇口はもう目一杯開いているのです。

それを「もっと熱くなれよ(修造風に)!」と無理やり蛇口をひねったら、どうなるでしょう?

そう、蛇口が壊れてしまうのです。
これが「もっと頑張らなきゃいけない症候群」です。

こうしてお風呂理論で考えてみると、「もっと頑張らなきゃ!」が如何に無茶な話か解りますよね。