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「お風呂」理論(中)

前回は、「もっと頑張らなきゃいけない症候群」について、お風呂理論で説明させて頂きました。

今回は、「お風呂にお湯が溜まるまで」です。

・お湯が溜まるまでにかかる時間は、浴槽の大きさで変わる

「お風呂にお湯を溜めるということは解った」
「でも、全然お湯が溜まってる気がしない」
「これは蛇口が全然開いてないからじゃないか」
…こんな心配もあるかも知れません。

もちろん、蛇口がちゃんと開いているかを見直すことは大切です。
でも、「もっと頑張らなきゃいけない症候群」になる方は基本的に蛇口が最大に開いていることの方が多いです。
あえて言うなら、「蛇口が浴槽の外に出ちゃってる」ことはあり得ますので、そこはご注意。

ただ、「全然浴槽にお湯が溜まらない」原因として、もっと忘れがちなのが「そもそも浴槽が大きくありませんか?」ということ。

浴槽の大きさは、あなたが求める到達点の高さ。
理想の高さと言い換えることも出来ます。

当たり前ですが、浴槽が大きいほど、お湯が溜まるのに時間がかかるのが当たり前。

高い到達点、高い理想を掲げる程、それが満足されるためには長い時間が必要なのです。

・「温泉」大変結構!でも、毎日は…

温泉のように大きなお風呂、入りたいですよね!
絶対気持ちいいに決まっています。
「毎日温泉に入れたらなぁ…」と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも、ちょっと待って下さい。

毎日温泉の様に大きなお風呂って…
水道代、お湯が溜まるのを待つ時間、お掃除…

どう考えても大変過ぎませんか?

大きな温泉が素晴らしく、価値があることは確かです。
でも、毎日入ると言うのは現実的ではありません。

高い到達点や理想も、実は同じなのです。
それ自体は尊く素晴らしいですが、
普段から毎日、全ての生活がその様な理想で出来上がっていなくても良い
のです。

小さなバスタブで半身浴を楽しむ日もあれば、大きな温泉を楽しむ日もある。
たまには、足湯だけで済ませてもいいじゃありませんか。