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「お風呂」理論(後)

前回は「お風呂の大きさと溜まる時間」について説明させて頂きました。

今回は、「待ちきれない時間の過ごし方」です。

・どうしても入りたい、でも時間もない…

例えば、お風呂の大きさは「普通」として。
でも、「みんなの夕食の前に入ってしまいたい」とか、「寝る前だから、待ってる時間どんどん睡眠時間が短くなっちゃう」とか、「早く溜まらないと困る理由がある」時もあります。

「もっとどうにかしたい」

と思うそんな時、例えばお風呂の大きさを変えてみるのも一つの方法であることは、前回の記事でお解りいただけたのではないでしょうか。

「でも、今日は汗もかいたし、めっちゃ体使ったから、どうしても浴槽につかりたい」

そういう時だってありますよね。
そんな時、一体どうしたら良いのでしょう?

ゆっくり待ってる時間はない。
浴槽にお湯は溜まってない。
蛇口は一杯に開いてる。
でも時間がないんだってば!

…混乱して、絶望して、結局諦めるしかないのでしょうか?

・「今、出来ること」に目を向けてみる

お風呂が溜まるのを待っている時間がないと感じ、どうにかしたい、でもどうにも出来ないと悩んでしまった時…

出来ることは、あります。

それは
「お風呂にお湯を溜める『以外の』こと」
なのです。

例えば入浴剤やアヒルちゃんを準備したり。
バスタオルに、着替えも揃っていますか?

夕食までに入ってしまいたいなら、もう夕食の支度を食器の準備まで全て終わらせてしまうのも良いでしょう。
寝る前であれば、明日の朝の準備をしっかり先取りして、少し寝坊できる様にしておく方法もあります。

この様に、一度視線を別のところに移して行動していると、意外に早くお湯が溜まったりするものです。

「早くお風呂が溜まらないか」が気になってしまって、そこから目が離せなくなってしまうと、
本当は出来ることも見落としてしまう
かも知れません。

「お風呂が溜まらなくて焦る、諦めなければと思ってしまう」
そんな時は、是非「それとはまったく別の何か」に目を向けて、「今、出来ること」からやってみませんか?

・至福のバスタイムを、自分のペースで

あなたは、とても頑張っています。

今はまだ、あなたの求めるところに到達していないとしても、それはあなたの頑張りが足りないからではありません。

「お風呂のお湯がまだ溜まっていないだけ」

なのです。

毎日温泉では大変ですし、蛇口をねじ切って壊す様なことをしてはもったいない。
時には、お風呂が溜まることから目を離した方が良いことだってあるんです。

焦らずゆっくり、時に気楽に、あなたのペースで準備しながら待って、素敵なバスタイムをお過ごし下さい。