前回は、「ありがとう」を唱えるだけで何故か「幸福を感じる認識」が手に入る、という手品の様なお話をさせて頂きました。
今回は、手品の種明かしその1です。
・脳は無意識下でも潜在的に問題を処理し続ける
例えば、お店の中で流れてきたBGM。
「あ、これ久しぶり!好きだったなぁ」
「えっと、曲の名前…あーなんだっけほら、あの映画の主題歌になって…」
「シングルのB面があの曲で…」
「あーもうなんで出てこないの!まぁ、その内思い出すか…」
なんて
「考えることを止めて」
1日過ごしている内に、その曲を
「思い出そうとしていたことも忘れて」
「何日も経って」
「全然関係ない作業をしている時に」
何故か急に思い出す…
こんな経験はありませんか?
これは、実は「『急に』思い出した」のではありません。
「答えが出るまで、『脳が無意識下でずっと答えを探していた』」のです!
この様に人間の脳は、問題を与えられると「答えが出るまで潜在的に処理を継続する」、いわば「無意識でも考え続ける」性質があるのですが、これが「手品の種」の一つです。
・「ありがとう」に違和感を感じると幸せに近づく!?
何でもかんでも「ありがとう」をつけていれば、当然その中には「何でこれが『ありがとう』なの?」
という違和感を覚える出来事もあるでしょう。
しかしそうすると、
「了解。何故これが『ありがとう』なのか、疑問の解決処理に入ります」
とばかりに、寝ても覚めても忘れてても
「『ありがとう』の理由を、脳が勝手に探してくれる」
のです!
すると、幸せを認識するために重要な「観察」「分析」「抽出」の能力を「無意識に」育てることになります。
「寝ている間に筋トレは出来ない」
ですが、
「寝ている間に脳トレは出来る」。
これにより、
「幸せを認識するために必要な力」が、
「『ありがとう』を四六時中言っているだけで」
「寝ている間に」
育ってしまう。
これが「寝ながら脳トレ」理論。
手品のタネの一つなのです。